UMEDA KNIT

五泉のニット産地は婦人ニット製品の生産においては日本一の出荷額を誇り国内の有名ブランドの多くが五泉で生産されております。ニット製品は生産工程の面でも色々な特殊性がありますが、五泉産地では製品完成まで一貫した生産体制がとられています。今日これまでのニット産地に発展する理由として、恵まれた土地の環境と、繊維が礎となる歴史、新しい事を取り入れる気風があったことが挙げられます。

五泉市とニット

五つの泉が豊かにわきでる里といわれるように五泉は町のいたるところで湧き水が自噴して、豊富な水に恵まれた土地です。五泉はこの水を利用して250年ほど前から絹織物を発達させてきました。しかし、戦時中、企業整備による転業や大火により多くの織機を失い絹織物は破局的な状況に追い込まれました。その状況の中で織物業者はメリヤス製造業に着目し、転業が進んでいったことが、後にニットの町へと発展させる基盤となりました。

昭和20年の五泉の大火から15年立った頃には五泉は日本有数のメリヤス産地として基盤を確立させていました。さらに、昭和45年を境に五泉産地の新たなる挑戦が果敢な設備投資を通して始まり、ニット生産業界では「五泉は編機の見本市」といわれるほど、国産機のみではなく海外からの多彩な輸入機が導入され、ニット産業を発展させていく事になります。

五泉市のニット産業の発展のために結成された「五泉ニット工業組合」は創立50年を超え、様々な工場が意見を出し合いひとつの町の産業として協力しあい、お互いを切磋琢磨しています。そういったことが五泉市に染色工場を誕生させるきっかけとなりました。染色から編立といった行程がひとつの町で出来る事は、生産全体のスピードと品質の向上にとっておおきな役割を果たします。このように産地基盤形成を強く意識する五泉ニットはこの先、町全体の産業として世界に通用するために挑戦していこうと前進しています。